BELUGA音楽講座「音楽修辞 バロック編〜其の壱〜」

BELUGA音楽講座「音楽修辞 バロック編〜其の壱〜」開講のお知らせ

ご好評いただいております、音楽修辞を学ぶ第2期の講座です。講師は藤原一弘さん。今回はバロック期の音楽を題材にします。オルガン・チェンバロなどの鍵盤楽器、その他の古楽器などを演奏する方にぜひおすすめの講座です。「音楽修辞」というととっつきにくい印象かもしれませんが、実際の講義は、楽譜や資料をみながら、音源を流してくださるなど、非常にわかりやすい内容となっています。講義中眠る人は誰もいないという、とてもエキサイティングな時間です。連続講座は単発でも受講可能、集中講座は連続講座と同内容を1日で受講できます。過去の講座を受講していなくても、どなたでも受講できます。それぞれ定員20名限定です。みなさまのご参加をお待ちしております(先着順/定員に達し次第締め切ります)。

●連続講座(終了しました)
と き:2017年 9/19(火) 10/10(火)11/17(火) 18:30〜20:30 (開場15分前)
料 金:3,000円+資料実費(各回 /いずれも当日お支払いください)
※ 連続受講をおすすめしますが単発の受講も可能、お申込み時に希望日を記載ください。

●集中講座(定員となりました。キャンセル待ちを受け付けています)
と き:2017年 11/18(土)10:00〜17:00( 開場15分前)
料 金:9,000円+資料実費( いずれも当日お支払いください)

講 師:藤原一弘さん(音楽学)
ところ:BELUGAオルガン練習室(横浜・関内)横浜市中区常盤町3-34 和風ビル202
アクセス:JR京浜東北線「関内駅」北口3分 横浜市営地下鉄「関内駅」3番出口すぐ
みなとみらい線「馬車道駅」8分   *道順をHPの「アクセス」でご確認を。
webサイト:https://belugaorgan.wordpress.com

ご 予 約:お名前・ご連絡先・ご希望講座名・連続講座は日程を記載の上、 belugaorgan@mbr.nifty.com(メール)、045-662-5536(電話)まで。

なお、この講座は完全予約制のため各開催日1週間前からキャンセル料が発生しますのでご留意ください。

講座紹介《音楽修辞とは一体何でしょう?一体何の役に立つのでしょう?》

  音楽修辞について簡単に説明する前に、「修辞」技法というものを漫画を例に考えてみましょう。登場人物の緊張感を表す時、つばを飲みこむ「ゴクン」とか「ゴクッ」という擬音語を用いたり、ある状況を「ま、まずい」と思いつつも声も挙げられず何もできない、しかしその緊迫した状態がどことなく可笑しいような場合、「タラー」という額を流れる汗を表す擬態語を用いたりするのをご覧になったことがあると思います。

これらはどれも漫画における修辞技法を用いた例です。この様に特定の感情や状況などを表現する技法が漫画だけではなく、文学、美術、そして音楽においても数多く存在します。この様な技法を集大成したものが修辞学と呼ばれるものなのです。この様な修辞技法を音楽に用いたものが音楽修辞と呼ばれ、これは作曲技法としてルネサンス後半からバロック時代の音楽で最も盛んに用いられました。バロック以降の古典派、ロマン派の時代にも、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、さらには現代のポップスやアニメ音楽などでも、実のところ作曲家はルネサンスやバロックの音楽修辞を用いているなどという意識すらせずに作曲しているのです。

かつての作曲家や演奏家は、もちろん音楽修辞の意味するところを理解していたのですが、今日の演奏家でそれを理解するする人はほとんどいないのが現状です。音楽修辞の基礎を理解することで、楽譜の読み方、音楽のとらえ方、演奏へのアプローチの仕方は大きく変わります。なぜなら作曲家が音楽に込め、表現したいと思った意味や感情が音楽修辞を理解することによって把握することができるからです。

当講座では、数々の音楽修辞技法の様々な例を示しながら、分かり易くお話しします。今回は、バロック期の器楽曲を中心に、今まで受け取ることのできなかった作曲家からのメッセージを受け止めることができる様になっていただければと願っています。(藤原 一弘)

講師プロフィール
藤原 一弘 Kazuhiro Fujiwara / 音楽学
獨協大学(ドイツ語学科)にて杉山好氏に、立教大学大学院(組織神学・音楽学)にて皆川達夫氏に師事。
1978年より鍋島元子主催Origo et practicaでチェンバロを学ぶ。80年よりチェンバロ調律師としても活躍。91年、A. Werckmeisterに関する論文で辻壮一賞受賞。91-98年、テュービンゲン大学音楽学研究所(DAAD奨学金)にてU. Siegele氏に師事。92-97年、F. ベルニウス指揮シュトゥットガルト国際古楽祭でチェンバロ、オルガンの調律師、95-98年、プェッフィンゲンにて合唱指揮者。2013年より古楽アンサンブル Affetti mvsicali 主催。明治学院大学キリスト教研究所所員を経て、
現在、青山学院大学・洗足学園音楽大学・北海道大学・東洋英和女学院大学 非常勤講師。

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