「音楽修辞ってなんだ!?」夏期集中講座(受付終了)

こちらの講座は、キャンセル待ちも含め受付終了いたしました。
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BELUGAオルガン練習室では、このたび音楽学がご専門の藤原一弘さんを講師にお招きし、音楽に関する夏期集中講座を開講いたします。こちらは同タイトルの3回連続の入門講座の1日集中編です。平日に参加できないという方からのご要望にお応えすることになりました。両講座はほぼ同内容となります。オルガン・チェンバロなどの鍵盤楽器、その他の古楽器などの演奏家・愛好家・研鑽中の方などはもちろん、音楽に関心のある方ならどなたでもご参加できます。平日の夜の都合がつかない方、夏休みを利用して受講できる方など1日でぎゅぎゅっと学べる集中講座、定員20名限定ですので、なるべく事前にお申し込みください(先着順)。

「音楽修辞ってなんだ!?」夏期集中講座(1日完結) 講師:藤原一弘

と き:2017年8月27日(日)10時00分〜16時30分(午前120分1コマ・午後90分×2コマ・途中昼休み・休憩あり)
ところ:BELUGAオルガン練習室(横浜・関内)
講 師:藤原一弘(音楽学)
料 金:7,000円+資料実費・茶菓付き ※終了後、講師を交えた懇親会あり(希望者のみ)
(受講料を事前にお振込いただきます。資料代・懇親会費は当日お支払いください)
定 員:20名(先着順)
ご予約:お名前(ふりがな)・ご連絡先・ご専門など(あれば)・ご希望の講座名(入門か集中)・入門講座の場合は参加希望日程を記載の上、belugaorgan@mbr.nifty.com(メール)または045-662-5536(電話・不定休10-20時)までお申し込みください(先着順)。メールにてお申し込みいただいた方には、営業日であれば24時間以内に申し込み手続きについての詳細を記載した確認メールをお送りいたします。休みを挟んでいる場合はお返事が遅れることがありますがご了承ください。部分参加の希望などについては、変則的なご参加については、可能な範囲で対応いたします。お申し込み時のメールに御記載ください。ただし、ご希望に添えない場合もございますのでご了承ください。


講座紹介《音楽修辞とは一体何でしょう?一体何の役に立つのでしょう?》

  音楽修辞について簡単に説明する前に、「修辞」技法というものを漫画を例に考えてみましょう。登場人物の緊張感を表す時、つばを飲みこむ「ゴクン」とか「ゴクッ」という擬音語を用いたり、ある状況を「ま、まずい」と思いつつも声も挙げられず何もできない、しかしその緊迫した状態がどことなく可笑しいような場合、「タラー」という額を流れる汗を表す擬態語を用いたりするのをご覧になったことがあると思います。

これらはどれも漫画における修辞技法を用いた例です。この様に特定の感情や状況などを表現する技法が漫画だけではなく、文学、美術、そして音楽においても数多く存在します。この様な技法を集大成したものが修辞学と呼ばれるものなのです。この様な修辞技法を音楽に用いたものが音楽修辞と呼ばれ、これは作曲技法としてルネサンス後半からバロック時代の音楽で最も盛んに用いられました。バロック以降の古典派、ロマン派の時代にも、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、さらには現代のポップスやアニメ音楽などでも、実のところ作曲家はルネサンスやバロックの音楽修辞を用いているなどという意識すらせずに作曲しているのです。

かつての作曲家や演奏家は、もちろん音楽修辞の意味するところを理解していたのですが、今日の演奏家でそれを理解するする人はほとんどいないのが現状です。音楽修辞の基礎を理解することで、楽譜の読み方、音楽のとらえ方、演奏へのアプローチの仕方は大きく変わります。なぜなら作曲家が音楽に込め、表現したいと思った意味や感情が音楽修辞を理解することによって把握することができるからです。

当講座では、数々の音楽修辞技法の様々な例を示しながら、分かり易くお話しします。中世のグレゴリオ聖歌や世俗歌曲から初めて、ルネサンスのモテットやマドリガーレ、初期バロックのオペラ、バッハの受難曲、ヘンデルの《メサイア》、さらにはバロックの器楽曲まで、今まで受け取ることのできなかった作曲家からのメッセージを受け止めることができる様になっていただければと願っています。(藤原 一弘)

講師プロフィール
藤原 一弘 Kazuhiro Fujiwara / 音楽学
獨協大学(ドイツ語学科)にて杉山好氏に、立教大学大学院(組織神学・音楽学)にて皆川達夫氏に師事。
1978年より鍋島元子主催Origo et practicaでチェンバロを学ぶ。80年よりチェンバロ調律師としても活躍。91年、A. Werckmeisterに関する論文で辻壮一賞受賞。91-98年、テュービンゲン大学音楽学研究所(DAAD奨学金)にてU. Siegele氏に師事。92-97年、F. ベルニウス指揮シュトゥットガルト国際古楽祭でチェンバロ、オルガンの調律師、95-98年、プェッフィンゲンにて合唱指揮者。2013年より古楽アンサンブル Affetti mvsicali 主催。明治学院大学キリスト教研究所所員を経て、
現在、青山学院大学・洗足学園音楽大学・北海道大学・東洋英和女学院大学 非常勤講師。